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ゲームの野球

前回のペナントで歴史的投壊を引き起こしてマイナーからルーキーに転落してしまったフォレスツ。
第三ペナントではこれまでの反省を活かし、やはり投手陣を固めつつ打線にも重みを持たせる布陣に。
先発には西口、大竹、岩田を中心に金村暁、土肥、チェンらをくるくる入れ替え、中継ぎは宮西ら凸型投手陣を、抑えには制球面が心配な高橋聡文を起用。
打線は余ったコストを最大限に活用し、坂口、早川、今江、大松、中島俊哉、そして我らが主砲山崎武司らを並べる。スピード&ストロングな打線。勿論采配は『大きいのを狙え』。


そうした結果、ジャーマンは本塁打を40本近く打って本塁打王に輝き、早川、今江、大松、中島も二桁本塁打を打つなどリーグトップの本塁打を、危惧されていた投手陣も前回ほど崩れることは無く、どころかリーグトップの防御率を記録。
こうしてルーキーリーグ優勝に輝き、マイナー復帰が決定。☆6の木佐貫も取得し、さらに投手陣が厚みを増した。

そして迎えた第四ペナント。これまでフォレスツを支えてきた西口、チェン、石井弘寿、今江がいなくなってしまう。というかサマーアップデートでチェンが凄く強くなっていたのには驚いた。あと1ペナントだけでいいからいて下さい・・・
その代わり大竹が☆8に昇格。ジャーマンも☆7に降格してしまったものの、ステータス的には無問題。そして藤井、金子が☆7となった為、戦力的には衰え知らず。
第四ペナは大竹を中心とした布陣。大竹がコスト的に重いため中継ぎが若干緩いものの、絶好調な中継ぎがカバー。
打線は投手陣に比べて目劣りするが、世界の亀井がチームトップの打率と本塁打で目立っている。主砲のヒメネスよりも多くホームラン打ってるってどうよ・・・
そんなこんなで、現在マイナーリーグ一位。攻撃よりも防御で勝ち進んでいる印象。チーム防御率はなかなか低いし。その代わり、三番レフトに固定した鵜久森の失策数が多すぎるのが欠点ですが。チームエラー数の半分がうぐぅだよw
今回も上位に入って、近いうちにメジャーに行ってリベンジしたいですわ。ボッコにされるのが目に見えてるけどw
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蛙亀の歩 第十四回 フロッグスサイド 『準優勝』

 天子とさとりを温存し、必勝体勢で最終決戦に臨んだフロッグス。先発の天子は三回に突然崩れて二点を失ったが、それでも不安視された中継ぎ陣はしっかり踏ん張り追加点を与えない。あとは打線の援護を待つだけだった。
 だが、鉄壁のタートルズ投手陣に対して、二点のリードは大きすぎた。散発六安打。連打も無く、得点圏に走者を進められたのは一度しかなかった。それさえもモノにすることが出来ず、結局完封負け。手も足も出なかった、と言ってしまえるかもしれない。
 それでも非常に引き締まった試合展開だった。フロッグスも幾度と無くピンチを迎えたが決して点を与えない。これこそ、決勝戦。これこそ、最終決戦に相応しい。

■空砲のオンバシラ

 ホームランを打てば同点、打ち損じれば敗北。責任重大の打席に立った神奈子。マウンドにはタートルズの左のエース、魔理沙がいた。
 二人の対決はまさに力と力のぶつかり合い。魔理沙の直球に神奈子も負けじと喰らいつく。あわやファーストゴロかというファールもあった。
 だが、最後はノビのある149キロの直球に空振り三振。ファンの、そして監督の期待に応えることはできなかった。
「今まで、早苗にもチームにもさんざん迷惑をかけてきた。チャンスで何度も打てなかったし、最後だけはどうしても打ちたかった。でも、駄目だったよ。やっぱり魔理沙はいい投手だ。完敗だよ」
 リーグ開催直後はライナー性の打球を飛ばしてファンの心を掴んだ神奈子だったが、終盤になると打てなくなってしまい、打順を下げたり休場した時もあった。捕手と言うポジション柄、身体に疲労が溜まるのは仕方が無いこと。だが、不調の理由をそれにするには神奈子の責任感が許さなかった。
 自分はフロッグスの正捕手であり、主砲。故に、最後まで四番に座っていたかった思いもあっただろう。だが、これは野球。自分だけの意思を貫いてしまってはチームが負ける。だから神奈子は自分を抑え、四番を勇儀に譲った。チームの勝利を優先する為に。
 そしてその選択が、神奈子と魔理沙の対決を実現させた。結果は神奈子の負けだったが、幻想郷リーグで一番の勝負だった。野球の神様の気まぐれに感謝したい。

■優位故の緩み

 決勝リーグ進出を早々に決め、決勝でも初戦で白星を挙げた。常にタートルズよりも優位な立場にいながら、結局最後に踏ん張りきれず押し切られてしまった。
 やはり急造チーム故に経験の差が勝負を分けたか。いくら野球を知り尽くしている神奈子や経験豊富な射命丸、藍がいたとはいえ、主力選手は殆どが今リーグからの参加者だ。個々の能力は申し分なくとも、土壇場での心構えはタートルズに及ばなかった。
 それでも外の世界のチームを打ち負かし、決勝へと駒を進めたのだ。もしこの先、またペナントレーズが行なわれたとしたら――その時は、どうなるかわからない。
「完敗でした。私としても、決勝の舞台で投げたいという想いもありましたし……でも、今回の大会でいろいろなことを学べました。いつかまた、このチームでタートルズと戦いたいです」
 負けはしたものの、早苗の表情は暗くなく、次への期待を抱かせてくれるような明るいものだった。
 早苗の野球に対する想いはまだまだ萎えていない。どころか、逆にどんどん萌え出ているようにも感じられた。幻想郷リーグはこれで終わってしまったが、早苗の、いやフロッグスの選手達の心に野球が残っている限り、彼女達は必ずタートルズとの再戦を望むだろう。

蛙亀の歩 第十四回 タートルズサイド 『二度目の優勝』

 短いようで永かった幻想郷リーグも、とうとう終わった。最後に笑ったのはタートルズだ。決勝は初戦を落とし、もう後が無い状況から二連勝。ペナントを制した貫禄をフロッグスに見せ付けた。
 一度は抑えられ、一度は打ち崩した天子との三度目の対戦。下位からの五連打で二点を奪い取り、天子をマウンドから引き摺り下ろした。しかし得点はこれだけ。七回に一死一、二塁の好機を作るが、代打の萃香が併殺に倒れて得点ならず。
 だが、タートルズが擁する投手陣にはこれだけで十分だった。メルランから永琳、パチュリー、リリカ、アリス、そして魔理沙という豪華リレーでフロッグス打線に付け入る隙を与えさせない。

■ファイナルスパーク

 勝利を目前とした八回。マウンドに登ったアリスは本調子でないのが誰から見ても明らかだった。先頭の橙は特に警戒すべき打者ではなかったにも関わらず四球で歩かせ次の空にはフェンス直撃のツーベースで窮地を迎えてしまう。
 ここでベンチから魔理沙が出てきた。アリスにアドバイスを送るのかと思いきや、そのままマウンドに残り投球練習を始めた。三日前には全パを相手に85球を投げて完封勝利をした左のエースが、満を持して決勝のグラウンドに姿を現した。
「あのままアイツ(アリス)が投げてたら何点取られたかわかったもんじゃないからな。それに、霊夢が昨日投げちまったから、最後を締めるのは私しかいないだろ?」
 疲れが無い訳ではない。それでも魔理沙はいつものように左腕を全力で、しかし制球にも目一杯気を使って振った。直球を高低に散らして椛、射命丸を、雛には一転して緩いカーブで詰まらせて三人を全員セカンドゴロに打ち取った。
 最終回にはエンジン全開。先頭の藍にセンターへはじき返されたが、続く勇儀、衣玖を連続三振で抑える。二死、ここで打席に立ったのはフロッグスの正捕手でありヘッドコーチの八坂神奈子だった。
「あの時は変化球なんか投げるつもりは無かった。直球だけで勝ちたかったんだ」
 魔理沙は直球とツーシームだけで神奈子に向かい合った。まさに力と力のぶつかり合い。魔理沙のツーシームは160キロを記録した。神奈子も負けじと追い込まれても粘る。最後は魔理沙の渾身のストレートで空振り三振。魔理沙の気迫が、神奈子のそれを僅かに上回った。

■野球を楽しんだタートルズ

 優勝は決して楽な道程ではなかった。あわや予選リーグ敗退かという場面もあった。だがそれでも選手は決して諦めることなく最後までボールに喰らいついた。
 タートルズの選手は、中には死ぬ気で勝利を目指している選手もいたが、殆どが楽しく野球をやっていたように見える。チーム全体が、ペナントで出来なかった『楽しい野球』を目指しているようにも思えた。
「ペナントは優勝が最優先だったから、どうしても試合に出られない選手がいたの。今回はそういった選手を出来るだけ少なくしようとした。結果として優勝できたし、全員をグラウンドに出してあげることが出来た。私自身もちょっと酷いピッチングをしちゃったけど、でも、なかなか楽しい大会だったわ」
 厚い層に阻まれてなかなか出場機会を手にすることが出来なかった選手は沢山いた。だが今回はそういった選手たちに配慮して、全員が試合に出られるようになった。さすがに勝敗を左右する難しい場面での出場は無かったが、試合中ベンチにも入れずに試合を観ているよりはずっといい。
 また、もう一つの試みた点がある。それは采配だ。アリスはチーム内の事情があったにしろ、采配を自分ではなく他の選手に任せることがあった。これにより指揮を執った選手の野球観が試合に色濃く反映され、いつもと違った雰囲気で試合を行なうこともできた。
「何試合か、霊夢がいなくて私がブルペンにいなければならなかった試合があったわ。その時は、自分で指揮を執りたい、っていう選手を募ってやらせてみたの。結果はどうであれ、各々がやりたい野球を出来たようだったしね」
 采配面すらも選手に任せ、楽しむ野球を追及したアリスとタートルズ。その上優勝までしてしまったのだから、最早言う事ナシの大会だったに違いない。

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