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ゆめにっき ぼんのうなゆめ

 ぼくは喉が渇いていた。なんていったって、この暑さだ。汗がどんどんどんどん流れて体の水分をすぐに奪われてしまう。
 それに、ぼくは昼食に梅干を食べた。暑い時に塩気のあるものを食べると夏バテしにくくなると聞いて食べたけれど、逆に喉の渇きを促進してしまっただけのようだ。
 ぼくは台所に向かった。台所の冷蔵庫で水を冷やしているのだ。暑い時に飲む冷たい水は格別だしね。
 台所に入ると、妹がコップに水を注ぎ終わって冷蔵庫に戻そうとしていた。
「待ってくれ。その水をくれよ」
「いいよ。はい」
 素直な妹は素直にペットボトルに入った水を手渡してくれた。ぼくはペットボトルの蓋を開け、ボトルの口にぼくの口をつけないようにラッパ飲みした。
 冷たく透き通った無味が口内に広がり、飲み込めば喉から腹にかけてひんやりとした感触が伝わり気持ちがいい。
「ふぅ……ん?」
 ふと、鼻の辺りから何かが流れる感触がした。ぺろりと舌を出して鼻の下を舐めると、鉄のような味がした。
「鼻血?」
 鼻血なんてここ数年出たことすらなかったのに。なんでまたこんなときに。この暑さでのぼせたのかな?
 何てことを考えてたら、どろりとした感触が鼻孔に。大量の血が鼻から出ようとしているようだ。
 ぼくは血を床にたらさないように上を向いた。このままの姿勢でティッシュを探そうとした矢先。突然強い力で頭を引っ張られ、強制的に下を向く形になった。
 何が起こったかわからないでいると、今度は鼻に手が当てられ、血を手で掬われた。
 血を掬ったのは、妹だった。
「上を向いたら、血が喉のほうに行っちゃうよ?」
「ああ、うん。ありがとう……」



こんな夢を見た。(一部脚色)
妹にこんな風にされたい。
はいはい変態シスコン乙
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