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ゆめにっき まじあくむ

 ぼくはとても緊張していた。
 今まで体験したこと無いとても大事な事を相手に伝えるからだ。
 もうすぐ約束の時間。ショッピングモールのベンチに腰かけて腕時計を見てはやる気持ちを抑えていた。
「おまたせ」
 彼女の声が聞こえた。顔を上げるといつものメガネをかけた彼女が立っていた。
「話って何?」
 ぼくの心臓が更に高鳴った。動揺を表に出さないようにぼくは言葉を紡ぐ。
「貴女が好きです」
 速攻勝負。ド直球。我ながらやっちまった、と思った。
 突然呼び出して突然『好きです』なんて言われて、本気にする女性はいるのだろうか。
 しかし彼女は笑うでもなく、真面目な顔で聞き返した。
「いつから?」
「バイトで初めて逢ったときからです」
 ぼくと彼女は同じ職場で働いていた。ぼくが働き出した時にも彼女は職場で働いていた。
 その真剣な横顔に、ぼくはすぐに心を奪われていたのだ。
 その時抱いた想いを半年たった今、ようやく相手に伝えてみたのだ。
「……ありがとう」
「えっ」
「君の言葉、ずっと待ってた」
 意外すぎる反応だった。ぼくの言葉をずっと待っていた?
「本当ですか?」
「私もね、君と同じ気持ちなのよ」
 玉砕するつもりだったのに、まさか。まさかの両想いだったなんて。
 ぼくの気持ちはテンポよく弾み出した。
 だが、ぼくらの恋には沢山の障害がある。
「でも、貴女は夫も子供もいるじゃないですか」
 彼女は立派な既婚者だ。
「そんなの関係ないわ」
「でも、貴女とぼくはとても歳がはなれているじゃないですか」
 ぼくはまだ19。彼女はおそらく40を越えているだろう。
「そんなの関係ないわ」
「でも――」
 まだ何か言おうとしたぼくを、彼女は突然抱き占めた。
「何にも関係ないの。私が君を好きで、君も私を好き。それでいいじゃない」
「あ――」

 とても幸せな気持ちになって――。



 ここでようやく目が覚めてくれた。

 悪夢にもほどがある。
 何が嫌って、ショッピングモールとか登場人物とかバイトとか殆ど実在するんですよ。
 故に相手の女性も実在する人物……うぎゃああああああ。


 改めて宣言。
 僕はロリコンでシスコンじゃあああああ。
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